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COLUMN
2017.10.13

仕事を辞めて行った一ヵ月のフィンランドの旅。考え方が変わるフィンランドの暮らし方vol.2[writer]栗田 麻由

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こんにちは!わーちゃんです!
今回は【初めてのひとり海外旅行】のドタバタ珍道中をお届けします!

 

思い返せば笑い話。

しかし当時は半泣き、半狂乱。

 

歯を食いしばった初日のデキゴトです。

 

無知より怖いものはない

関西国際空港からフィンランド行きの午前中の飛行機に乗るから、と大阪に前泊し備えたものの、寝坊してはいけない!と一睡も出来ずに迎えた出発日。

 

出発の2時間前には空港に着いてチェックインも済ませ、カウンタースタッフの方に

「この時間までに来てくださいね!」とチケットに書かれた時間のところにグルグルと〇印で囲まれた。

 

「まだまだ時間あるなぁ」

とカフェで朝ご飯を食べながらゆっくりし、チケットに書かれた時間になるころに手荷物検査場に行った。

ここで腕時計に目をやって

・・・・・ん??

 

・・・もしかして、もしかしなくても、この「来てくださいの時間」って手荷物検査も出国の手続きも終わらせてゲートに「来てくださいの時間」だったんじゃ・・・

知らなかった!!!

 

知らなかったとは言え・・・

((◎_◎;)))  や・・・ヤバくね??

そこでやっと気が付いた。

 

そこにいた空港の職員のオジサンにチケットを見せ

「これ、まだ間に合いますか?!」と聞くと、

「ん~まだ間に合うよ!」と言われたものの、前には長蛇の列。少しずつしか進まない列にヤキモキしながらもときどき通る空港スタッフさんに助けを求められない蚤の心臓。

 

「ここで間に合わなかったらどうしよう。やっとここまで来たのに・・・(◎_◎;)」

と、半泣きになりそうになったその時!

 

「フィンランド行きの方いませんか~~~?」

と、スタッフさんが探しに来てくれて、やっと手を挙げた!

先に通してもらい半泣きでひたすらダッシュ!!!(≧◇≦)

なんとか無事出国することができたのでした。

 

行く前からずいぶん情けないスタートです(´;ω;`)

 

フライトのお供は「君の名は。」

なんとか間に合った飛行機。

しかしドキドキは治まりません。昨晩全寝てないと言うのに目も頭もギンギンに冴え、休まるどころかカチコチに緊張。

この飛行機の中で一番緊張しているのは私に違いない。

そんな想いを押し殺して寝てみようと何度トライしたかわからない。が、眠れな――――――い!!!

 

仕方ないので目の前のモニターで映画を観た。

「君の名は。」

あんなにヒットしたのに観たことなかった私。

 

飛行機の中、声が漏れるのを我慢して泣いた(笑)

この飛行機の中で一番気持ち悪い客は私に違いない。

 

隣の席には外国人の親子。お母さんも息子も少しだけ日本語ができた。

トイレに行きたい時に通路側の私を何度も立たすのに気を遣ってチョコレートを分けてくれた。

ドキドキが治まらない私に訪れた暖かい出来ごとだった。

お互いに「ありがとう」を言って、笑顔になれた。

 

フィンランドまでのフライトは直行便で10時間。ヨーロッパにしては短い飛行時間なのだが、一向に緊張が解けない私には終わりがないように感じた。

 

結局、10時間眠れないまま到着

映画を4回観た。君の名は。は2回観た(笑)

 

 

長く感じた飛行時間を終えフィンランドに着いた。

無事着いたけど、この先どうしたらいいの?!やっていけるの私!!

 

まだまだ続く難関は語学力不足から

旅行に出る前に、海外にロングステイしたことがある友達から

「入国審査で聞かれることがあるからノートに書いて持って行けば見せるだけで通してもらえるよ!」と聞いていた。

だけど、ガイドブックに「サイトスィーイング!(観光です)」と言えば大丈夫!と書いていたので友達のありがたい忠告をないがしろにして、「ま、何とかなるやろ!」と高をくくっていた。

 

しかし、入国審査官は甘くなかった

 

フィンランド語でまくし立てられビビッていると、パスポートを見て「Japanese?(´Д`)」と、じろり睨まれ今度は英語でまくし立てられた。

―――滞在期間は?

「トゥ オーガスト サーティワン(8月31日まで)」

 

―――1ヵ月も?1ヵ月も何しに来たんだ!!(`Д´)(と言っていたんだと思う)←もうここら辺からすでに怒り口調。

???

 

―――どこに泊まるんだ?(と言っていたんだと思う)

??

 

―――住所だ!(`Д´)

スマホで住所を見せる

 

―――なんでこんな辺鄙(へんぴ)なところに宿取ってるんだ!!(`Д´)(と言っていたんだと思う)

???

 

―――旅行会社じゃないだろう!?Air bnb(エア・ビーエヌビー)か?!

「イエス!エアビーエヌビー!」(´;ω;`)

 

―――@☆ρ√∴☯⊆$♂℃%♫!!!(`Д´)

 

もはや通じないイライラは頂点に達し私に話しかけるのを止め、マイクで誰かを呼び出していた。

もっと恐いマッチョのオッサンに捕らえられて牢屋にぶち込まれたらどうしよう・・・せっかくここまで来たのに・・・

 

と、しょげていると客室乗務員のおねーさんが来て、

「ワタシ スコシ ニホンゴ シャベレマス」と言って通訳してくれた。

神様だった。

通訳してくれるとすんなり通してくれ、「ありがとうございます(´;ω;`) Thank you!!」と伝えた。

周りの人がスイスイ通っていく中、私だけ10分以上足止めをくらっていた。

 

 

誰にも頼れない、と言うこと。

荷物を受け取ると、もう、いきなり誰にも何も聞くことができない空間に放たれた。(空港にいたら空港職員に、飛行機の中ではキャビンアテンダントに頼ることができたのに、という意味で)

 

こっちが駅だよーという表示。わかりやすくて良い。


今回の旅は【air bnbエア・ビーアンドビー】という空き部屋貸しサイトで予約をした。
ホテルではない。
立地がヘルシンキの町中の都合がいいところにあるわけではない。

30キロ以上離れた場所に電車で行かなければならない。



東京の電車の乗り継ぎだってグーグルマップがあればなんとかなるんだから大丈夫。
そう思っていた。

そう思っていたはずなのに・・・

どっちの方向へ乗っていいかすらわからない。
ヘルシンキ・ヴァンター空港にある駅はここしかない。
だから左へ行くか、右へ行くかしかないのだが、駅の進行方向表示には行きたい駅の名前がない。

右側のに乗ったらいいのか、左側のに乗ったらいいのかわからない。

 

それもそのはず。

途中で乗り換えをしなければならなかったのだ。

 

宿主の女性と契約するときにメールでいくつかやりとりをしていた。

「乗り換えをしないといけないから、このアプリをダウンロードしてね!」http://vr.fi

と言われていたので開いてみたが・・・
フィンランド語で書かれたアプリは何となくの雰囲気でしか使い方がわからない。

今いる駅名はフィンランド語で「Lentoasema(レントアセマ:空港の駅)」なのだが、何度探してもアプリの中にレントアセマが出てこない。
また半泣きになる(´;ω;`)

10分くらい検索したときに気が付いた。
「Helsinki Airport(ヘルシンキ・エアポート)ってあるやん!これやん!」

なんと、そこだけ英語。。。

検索してみると、出た!乗り換えの駅名も出てきた。
駅の表示を見てどっち方向に乗ったらいいかは分かった。

・・・しかし、切符の買い方がわからない。

こんな時に限ってパニックで頭が働かない。

今考えると「切符の買い方を教えてください。」と翻訳アプリに入力したら良いだけなのに、

誰に話しかけたらいいのか、

何と話しかけたらいいのか、

全く思い浮かばなかった。

「ハウ・トゥ・バイ・ザ・チケット」と話しかけやすそうな人に聞いたが、旅行者だったのか、「私もわからないの」と言われて終了。

他にもたくさん人がいるのにここでも勇気が出ない蚤の心臓(ノД`)・゜・。

 

仕方なく、切符を買わずに乗った!!

電車の中でよくよく考えて、駅で降りたら駅員さんに

「アイ・ドント・ノー・ハウ・トゥ・バイ・ザ・チケット」と言えばいい。
そこでお金を払えばなんとかなるはずだ。

そんなことを考えながら乗り換えの駅に着いた。
フィンランドの駅は同じ線の電車でも時間によってホームが変わるらしく、電光掲示板を見てホームに降りる。

 

乗り換えた駅はほどほど大きな駅で、よく見たらエレベーターもあるのにでっかいスーツケース抱えて階段を上った私。。。まさに周りが見えていない状態!

 

乗り換えの電車に乗って宿の最寄りの駅まで行く。
その間不安で何度も何度もグーグルマップを開いて確認した。

 

「アイ・ドント・ノー・ハウ・トゥ・バイ・ザ・チケット」すら言わせてくれない

 

駅に降りた。なんとか間違わずに来たようだ。

最寄りの駅は少し田舎なようで駅ビルみたいなのはない。

すぐに駅員さんを探したが、見つからない。人々の後を追ってホームから地下に降りて、また階段を上がった。

駅員さんはどこにもいない。

 

図らずとも、無賃乗車をしてしまった。。。(;’∀’)

 

また、ドキドキが復活した。。。

 

日本のように切符を通す改札もない。

 

まだ終わらないフィンランド初日。

無事に宿まで辿り着けるのかという不安と闘いながら今着いたばかりのフィンランドの地を歩き始めた。

 

 

 

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栗田 麻由

栗田 麻由

料理人。お野菜食堂SOHSOHで8年修行。SOHSOHにいる間に知った食の現実と不安。仕事を辞め、フィンランドへ行った一ヶ月の旅で目からウロコが落ちまくる。現在は旅で得たことを活かせる事業を準備中。

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