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COLUMN
2017.11.21

仕事を辞めて行ったフィンランド一ヵ月の旅。考え方が変わるフィンランドの暮らし方vol.5[writer]栗田 麻由

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こんにちは!わーちゃんです。

今日はフィンランドのスーパーマーケットについてお話します!

 

日本の常識は世界の非常識!生鮮食品の売られ方。

べジバーガーを食べた後、右も左もわからぬまま、徒歩で行ける範囲内を散策。
すると宿主の女性に勧められた大型のスーパーマーケットにたどり着きました。

フィンランドは国土面積は日本とそんなに変わりありませんが、人口はフィンランド全体でなんと兵庫県の人口くらいしかいないのでひとつひとつの町がとてもゆったりしています。

 

まず驚いたのが魚の売られ方!

いや・・・きれいに並んではいるんだけど・・・だけど・・・・・

なんだか気持ち悪い。(◎_◎;)

そう!パックにひとつひとつ入っているのが当たり前だと思っていたんですが、フィンランドは違っていました。
まず、よく銀行にあるような順番待ちの番号札が発券される機械から番号札を取ります。
順番が呼ばれたらどの魚をどれくらいほしいかを注文して切って包んでもらいます。

なんですけど・・・システムは分かっても、フィンランド語でしか書いてないんです(◎_◎;)読めない。「サーモン!」くらいは通じるし言えますけど、まだフィンランド生活が浅かったこの時は注文するのは高いハードルでした。

 

魚はあきらめて野菜コーナーへ。

 

野菜は箱詰め、パック詰めされているもの以外は全て量り売りです。野菜の棚には種類ごとに値札がぶら下がっていて1キロ当たりの値段が書かれています(単位はユーロ)。

その下に小さめに書かれている番号はその野菜のバーコードを出すための品番で、好きな野菜を好きなだけ近くにある袋に入れて写真の秤(はかり)に乗せます。そして品番の番号を押せばグラムと値段が表示されたシールが出てきて自分で袋に貼ります。

野菜を入れる袋は普通のポリ袋と生分解される環境にやさしい袋があります。生分解される袋は生ごみをゴミ捨て場に出すときに使えてとっても便利です!(^^)/

日本だったらレタスやキャベツのような野菜は少々大きさが違っていても1個いくらで値段が一律だったりしますが、フィンランドはそういう野菜も量り売り!なので小さいのしか残ってなくても損した感じはありません(笑)。

 

この大きな秤はフィンランドのどこのスーパーに行っても置いていて無駄なパッキングを無くして環境にも優しくて人件費も削減できる良いアイディアだと思いました。日本もそうして欲しい・・・(実はシール出すの楽しい・・・)

 

ちなみにフィンランド語はローマ字読みで通じるので上の野菜の札だと「クッカカーリ」でたぶんオッケー。カリフラワーと言う意味です。その下の「SUOMI」はそのまま「スオミ」と読み、フィンランドと言う意味でフィンランド産であることを示しています。

 

フィンランドのスーパーはとにかく何でも選択肢が多い!!!

人口に対して土地が広いせいか、売り場の面積はとても広い。(特に食品売り場)

ひとつの品目に対して何十種類も商品があったりする。例えばハムやチーズ。これらはフィンランド人の朝食やおやつに欠かせません。

とは言っても・・・

棚一列端から端までハム!ハム!ハム!もちろん下の白いケースも全部ハム!!

こちらもチーズ!チーズ!!チーズ!!!

種類が多いだけではなく、ひとつひとつの大きさもデカい。ハム500グラムとか消費できる気がしない。

しかし私がカルチャーショックを受けたように、フィンランド人が日本のハムやチーズを見たら「何これ?1食分?」と言われそうなくらい日本とフィンランドの食事情は違うのです。

 

そして極めつけはこれ!!!!!

お菓子の量り売りです!

この種類!圧巻です(笑)中身はチョコレートからクッキー、グミ、ナッツ、そしてあの忌まわしい(笑)サルミアッキまで種類豊富に置いています。

ここにもさっきの秤が置かれていて手前のオレンジの袋に好きなほど入れてシールを貼ります。

驚くことに大人が当たり前のように買っています。てっきり子供用かと思っていたらそれだけではないようです。
ちなみに量り売り以外のお菓子も物凄い種類と大きさで圧巻です(笑)!

 

寿司文化のおかげで醤油が普通に置いてある。

スーパーに来る途中にもあったのだが、フィンランドには寿司のお店がたくさんある。どのお店も人気でとても賑わっているのだけど、私は一ヵ月も居たくせに、ついに食べずに帰って来てしまった。

だってだって、日本ほどの鮮度の生の魚が食べれるとはどうしても思えなかったから・・・( 一一;)(実際は普通に食べれると思います)

 

家でも寿司が食べれるようにと、海苔、わさび、すし酢、ガリや巻きすまで!

 

 

醤油も何種類かあって、キッコーマンのオーガニックのにしました。キッコーマンは海を越えても愛されているんですね!!

ちなみにお味は同じで美味しかったです。

お米ももちろんあるのですが、日本のように炊飯してそのまま食べる食べ方は一般家庭ではあまりしないのかもしれません。ミルクでおかゆにして食べたり、パイの具にしたりするのがスタンダードです。日本のお米ほどはしっとりしていませんが普通に食べられます。

 

国も国民もウィンウィンのリサイクル法があった!

ガイドブックにも書いてあったことだけど、飲み終わった缶や瓶はスーパーに持って行くと換金してもらえるようだった。
確かに見てみると大きなスーパーでも、小さなスーパーでも壁に缶や瓶を入れる機械が取り付けられていてみんな袋から取り出して自分で入れていました。

正確には入れ終わったら機械からレシートが出てきて、レジに持って行くと換金してくれるらしい。
そのレシートをいっぱい貯めてビールを買っていたおじさんがいたけど、確かにリサイクルしたらほしいものに換えられると考えたら面倒くさがらずに続けられそうですよね!

 

こういう取り組みは税金で成り立っているんだと思うのですが、フィンランドの税金は食料品が14パーセントくらい、それ以外が23パーセントくらいと日本に比べるととても高いのですが、その分教育費が大学まで無料だったり、医療費が無料だったりと福祉が充実しています。

「分別」を義務づけてもなかなかみんながやるのは難しいもの。分別がちゃんとされずに人件費を使って分別し直したりするくらいなら人件費を国民に手間賃として返す方がずっとずっといい方法です。

そんな国民の満足度が高い国フィンランド。
こういう工夫が満足度を高めてるんだろうなぁ、と感じたワンシーンでした。

 

 

 

 

栗田 麻由

栗田 麻由

料理人。お野菜食堂SOHSOHで8年修行。SOHSOHにいる間に知った食の現実と不安。仕事を辞め、フィンランドへ行った一ヶ月の旅で目からウロコが落ちまくる。現在は旅で得たことを活かせる事業を準備中。

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