えひめ 街の魅力に気づくサイトマチボンヌ

COLUMN
2017.12.14

Midnight”感傷”Travel③[writer]c_h_o_b_i_k_o_v

  • twitter

季節が変わり、もう冬ですね。いかがお過ごしでしょうか。

そんなことより事件です。11月から松山~ソウル間の直行便が復活して非常に浮足立ってます。しかも東方神起がメインキャラクターを務めるLCCのチェジュ航空です。これで関西国際空港を経由してソウルに行かなくてもいいって、なんて素晴らしいことでしょうか。時間とお金って大事ですからね。

と言うことで、今回も韓国ネタで行きたいと思います。

韓国のアイドルファンとファンダム

KPOPを好きになってから、何度も受けたカルチャーショックの中に、ファンとファンダムの存在があります。一括りにアイドルのファンと言っても、日本と韓国では異なる点が沢山あり、それは国民性の表れでもあります。

韓国のアイドルグループそれぞれには、「ファンカフェ」と呼ばれる一般人が作った私設ファンクラブがいくつも存在し、会員数が人気のバロメーターとなっています。その私設ファンクラブを取り仕切っているファンのこと「マスター」と言い、人によっては神レベルで崇められている場合もあります。主な活動は、大砲のような望遠レンズカメラを持ってアイドルの仕事現場に赴き写真を撮影し作品にしたり、誕生日の企画等の様々なサポートの取りまとめを行います。韓国へ行ったことのある方は地下鉄の駅構内にアイドルの看板があるのを見かけられたことがあるかも知れません。私設ファンクラブのメンバーから資金を募り掲載しているものですが、その企画の幅は地下鉄の駅にとどまらず、ラッピングバスを走らせたり、メンバー名義の森を作ったり、ボランティア団体に寄付をしたり、星にメンバーの名前を付けて登録したりと規模が大きく、それほどの資金が集まるだけのファンダムが存在すると言うことです。

 

 

ファンの力とは

BIGBANGの後輩にあたるiKONというボーイズグループは、事務所からの待遇やプロモーション方法に怒りを覚えたファンが事務所に抗議をし、CDやグッズの不買運動にあうという騒動に見舞われていました。また、SHINeeのリーダーは不祥事により活動を自粛している中で、グループからの脱退を求めるファンによる署名運動が現在行われています。グループへの愛が故に感情が先行することで、メンバーの進退を揺るがす力を持つことになります。

今、飛ぶ鳥を落とす勢いの防弾少年団(BTS)は、ビルボードアワードでトップソーシャルアーティスト賞を受賞してからThe Chainsmokersやスティーブアオキ等の大物アーティストとの絡みが増えました。韓国の1ボーイズグループが世界中にアーティストとして認められる事になったのも、根底にはファンの力があると思います。トップソーシャルアーティスト賞とはその年のデジタル売り上げや、ストリーミング、ソーシャル参加指数、ファン投票から決定される賞です。ファンはこれまでにどれ程の努力をしたのか計り知れません。本人達の実力もありながら、ファンの深い愛情が世界を動かしたと、他のグループのファンからするとファンダムの底力を見せつけられた、まいったと言う感じです。最近、防弾少年団(BTS)を招待したアメリカン・ミュージック・アワードでは、防弾少年団(BTS)のファンダムにスポットを当てたイベントを行っていましたし、韓国のファンダム文化はアーティストにとって力がある存在として注目を浴びているようです。

違うグループのファン同士の叩き合いが起こっていたり、行き過ぎた言動や行動でメンバー自身に迷惑をかけたり、あらゆる場面での感情の上下が激しく日本人には到底理解できない部分もあります。しかし、音楽番組のランキングであったり、賞レースであったり、何かの賞を貰うたびに、韓国のアイドルは必ずファンダムの名前を出し謝辞を述べます。好きなアイドルから一番最初に感謝をしてもらうことが出来るファンダムを生み出し、世界が注目するまでに押し上げられるだけの結束力と豊かな感情を持つ彼女彼等が羨ましく、愛そうと思ってしまうのです。

c_h_o_b_i_k_o_v

c_h_o_b_i_k_o_v

愛媛生まれ愛媛在住。普通の文化系会社員。趣味はネットサーフィン。座右の銘は”忘却はよりよき前進を生む”

HP
facebook
instagram