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COLUMN
2017.12.28

ホホホな日々 vol.8[writer]豊島吾一

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ホホホな一年を振り返る。

早いものでもう年末。このコラムを書かせてもらったのが今年の3月なので、10か月で8回のペース。

う~む。ずいぶん書いたつもりでいたけど、全然ですね。もっとペースを上げて書きたいなあ。

このコラムを月に1回くらいのペースで書かせてもらって、自分の中に日々たまっていく考えを定期的に整頓することができて大変ありがたいです。いつもたくさんの方が読んでくれているようで、それもとても励みになります。少しでも読んでくれる皆さんに役に立つことがあればと、来年も少しペースを上げつつ、日々思ったことなどを書いていければと思います。

では、今回は1年の最後なので今治ホホホ座のホホホな1年を振り返ってみたいと思います。

 

ART ACTION IMABARIが開始

6月より「ART ACTION IMABARI」がスタートしました。今治中心市街地で音楽・アート活動を展開し、街のの見え方・印象を変えていくというプロジェクトです。今治市からの助成も受けているので責任重大です。とはいえ、助成があろうとなかろうと精一杯面白く、みんなに喜ばれる企画を行うことに変わりはありません。一つ意識ししていることがあるとすれば、イベントの後に続く何かを残していけるか?という点です。ただ楽しかったで終わらせないためにどんな工夫が出来るかを今年は特に意識してきました。

7月には夜市のエリアから外れている新町商店街において「新町ナイトマーケット」を開催。人気カフェ「魚夢」さんの駐車場にDJブースを組み、普段の夜市とは違った風景を作り出しました。10月には「mama!milk」と京都のギャラリー「まゆらう」を招いての演奏会と「馬場わかな写真展」。

11月には丹下健三設計の今治市民会館を音楽・アート・マルシェが集まる場所として活用する「ぼくらの市民会館」を実施。12月にはASA-CHANGを招いてのタイコワークショップ。子供も大人も楽器に触れあう貴重な機会となりました。

それと並行してJARI+JARI(中ムラサトコとateliercoco)による親子のためのワークショップも行ってきましたので、月に2~3個の企画が常に動いている状態で、結局ART ACTIONとそれ以外で合わせて32企画。最後の企画が終わったときに思わず「終わった~!!」と叫んでしまいました。

 

 新メンバー加入により企画力アップ!

今年の今治ホホホ座にとって大変大きな出来事、それは新メンバーの加入です。こちらのコラムで結婚式について書かせてもらった青野知恵さんが福島から今治へ嫁いできてホホホ座メンバーとなりました。さらに仙台から松山へ戻ってきた青砥穂高くんも加わりました。

今治ホホホ座は、「それぞれの得意分野を活かすこと」を基本としているので、二人が加わったことでホホホ座の企画の幅と強度がアップしました。もっとシンプルに、面白さを共有できる仲間が増えたという点でもとても嬉しい出来事でした。

知恵さんには「馬場わかな写真展」のほぼすべてをお任せして、企画・運営してもらいました。見事な企画力と実行力で、写真展は大好評でした。青砥くんには「ぼくらの市民会館」で僕と寺尾紗穂さんと尾道れいこう堂の信恵さんのトークセッション、「ちいさなこえのききかた」の企画立案から当日の司会まで全てやってもらいました。青砥くん独特の視点と間がたまらない、お互いの個性が引き出された意義のあるトークセッションになりました。

来年はふたりに益々活躍してもらう予定です。

馬場わかな写真展の告知を描いた窓ガラス掲示板。1年描き続けて熟練の腕前に!

 

アーティストと地元の人が混ざり合う面白さ

ART ACTIONが始まってからの7か月間、いろいろなジャンルのアーティストを、東京、京都、兵庫などから今治へ招きました。彼らが展開する、なかなか地方で体験できないライブや展示会やトークセッションに多くの地元のみなさんが参加してくれました。

どのイベントもアーティストと参加者の垣根が低く、互いに交流しやすい雰囲気になっており、都会で行われる大きなイベントとはまた違う、地方ならではの親しさがあり、多くのアーティストから「またすぐに来たい。」とうれしい言葉もいただきました。普段テレビや雑誌、CDやDVDの中で見ているアーティストと、近所に住むおばちゃんが普通に会話している。また力を合わせて作業している。この光景はとても輝かしいものでした。

都会からやってくるアーティストと、地元の人間が一緒になって、その土地でしか作れない面白い場所を作り上げる。アーティストにとっても、お客さんにとても楽しいことだと思います。これからもその土地にいる人・あるものをしっかり見て、それを活かした企画を続けていきたいものです。

ASA-CHANG先生の助手をつとめる女子高校生!

 

似ている感覚と異なる感覚

1年間いろんな企画をやってきて、時には「感覚の違い」に驚かされました。

今治ホホホ座のメンバーは「いいな」と思うものが似ているメンバーで構成されています。何かメンバーにお願いすると、期待以上の答えがとても素早く返ってきます。これは企画を運営する際にとても大切です。1年間で32個という企画を回して来れたのも、感覚が似ているゆえのスピード感のおかげだと思います。

一方、今年の活動を通して、自分たちとまったく嗜好が違う人にもたくさん出会いました。そして、その「もどかしさ」の中に、僕らがやっていくべきことのテーマが詰まっているだなと感じました。自分たちが面白いとか楽しいと思うことの基準を安易に変えるのではなくキープしながらも、自分たちと違う感覚の人にどうすれば伝わるかを考え、工夫し続ける。それを続けることで多くの人に満足してもらえる企画が育っていくと思います。

結局、どの活動が「よいもの」でどの活動が「悪いもの」かはわからない。だから、それぞれが自分のやることに責任と、ある種の「疑い」をもって自省しつつ、精一杯やっていくしかない。そのことに気付いた1年でした。

今年の活動を象徴するような今治市民会館のピアノ

 

ホホホなイベント情報

「バロンと世界一周楽団」がフル編成で今治明星キャバレー跡にやってくる!ヴォードヴィリアンのBARON・バロンを中心に世界のルーツミュージックを愛し、無国籍で、自由に、独自の音楽を生み出し続ける6人編成オーケストラ。そのクラリネット奏者である黒川紗恵子が立ち上げた「JUBAN DO ONI (ジュバンドーニ)」の展示&販売会も併せて開催!


バロンと世界一周楽団 ライブ in 今治
「Myojo Around the world」
日時:2018年1月13日(土)
会場:今治明星4F キャバレー跡
開場:18時30分 開演:19:30
料金:3000円+ドリンク
予約:i.hohoho.za@gmail.com / 090-8479-0140(豊島)
sekai.ticket@gmail.com(バロンと世界一周楽団)


『JUBAN DO ONI 展示&販売会@今治ホホホ座』
1月12日(金) 19時~21時 座談会&展示販売会
1月13日(土) 12時~16時 展示&販売会
       (19時~今治明星バロンと世界一周楽団ライブ)
1月14日(日) 12時~19時 展示&販売会
1月15日(月) 12時~15時 展示&販売会
※12日は夜19時から座談会もかねての先行販売

両イベントの詳細はこちら!→https://www.facebook.com/AAI.hohoho.za/

豊島吾一

豊島吾一

学校になじみにくい子供のための学校「今治高等学院」の学院長。音楽フェス「ハズミズム」の代表、「今治ホホホ座」共同代表。スティールパンバンド「minamo」のリーダーで今治の雑貨店「うお駒」の従業員。面白そうなことを全部やるべく、とっ散らかった日々を送る。

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