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COLUMN
2017.12.26

ドイツ女子が松山をディスカバー!vol.4[writer]Annika Demgen

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こんにちは!人生初、松山のお正月、目前のアニーです。新年が徐々に近づいてくるこの頃、普段家族と過ごすクリスマスも今回はなしで、その憂さ晴らしに街をぶらぶらと歩き始めました。そこで出くわしたのは松山市の路地裏。建物と建物の間、入り込んだ狭い道は不便ばっかりだと思った昔の自分が知ったら絶対驚くホヤホヤの行動パターンも。それはわざと裏道に寄ることです。

横丁の魔法にかけられて

おじゃまものが現れると、よけたり待ったりするしかないし、並んで歩くことがほぼ無理だし、置きっぱなしのチャリやバイクも迷惑だけど、なぜかこういう環境にないと魔法が湧き上がらないようです。「なんでそんな出入りに不便なところに入っちゃったの?」と自分の決断にプンプンする私がドイツの広い道に思いを寄せていると、そのタイミングで、「あれ、このカフェ前からあった?」とか「猫ちゃんだ!」とか、おじゃまもののおかげでいつもと違う方に目を向け、新しいものに巡り合えます。松山の路地裏を通れば通るほど驚かされます。

ハンブルクの路地裏が国内遺産

出身地のハンブルクに、こういう趣深い雰囲気の道はほとんどない。大都市らしいモダンな街並みで、車道も歩道も広い。松山の路地裏と比較性がある道は一本。ごく珍しい存在で、国の遺産にまでなっています。Krameramtsstuben(クラーマーアムッシュツーベン。ドイツ人としても発音しにくいなぁ)と言って、18世紀のドイツらしい光景が懐かしい道です。名所なので、言うまでもなく観光客は多いですが、日常で絶対足を運ばないところです。言い直すと、松山の横丁に出会ってから、魔法にかけられたような裏道がハンブルクにはもうないことに、、寂しくてたまりません。

 

松山市は遺産としてではなく、生活で出会える存在として路地裏を守ってほしいなぁと思っています。

ハンブルクの唯一の路地裏。© Von Robert Breuer - Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=941783

ハンブルクの唯一の路地裏。© Von Robert Breuer – Eigenes Werk
(https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=941783), CC BY-SA 3.0
(https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/)

Annika Demgen

デームゲン・アニカ 1983年ドイツのハンブルク市生まれ。ハンブルク大学の 日本学科在学中に、福井県で日本の生活を初体験。 大学卒業後、ライター・翻訳者として活動。 2016年からはいきいきと松山で生活しています。

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