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COLUMN
2018.04.06

ドイツ女子が松山をディスカバー!vol. 6[writer]Annika Demgen

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勝手に筆を休めていたアニーです。お久しぶり!今日、出身地のハンブルクと松山には際立った類似点があることに気づきました。それは環状線だということ。そして路線図が黄色で示されていること…が、似ているのはそこまで(笑)。ハンブルクは都会なので、環状線が松山より早くて便利ですが、最近田舎町ならではの路面電車の風景にときめくようになりました。

「電車ロマン派」

松山の路面電車に出会ったとき、湧いてきた感情をはっきり覚えている。「なんだ、このしつこいキーキー!耳が痛い!」。初めて大街道から市役所まで乗ったときは、「遅い!歩くと同じぐらいかかるんだ!」と思った。それなのに、乗れば乗るほど音とスピードを気にしなくなって、路面電車が忍びのように私の心に住みついていた。今は、ステップを上がって、ディープブルーの座席に座ると、思わずため息をつき、安心している。アナログの制御器具。木製のフロアー。チーンと鳴るお知らせボタン。そのレトロな空間を体感し、「電車ロマン派」になっちゃった。ハンブルクだとタダでは味わえない雰囲気。

 

ハンブルクのノスタルジックな車両。©Hochbahn/Henning Angerer

ハンブルクのノスタルジックな車両。©Hochbahn/Henning Angerer

 

ハンブルクはノスタルジックな車両が軌道を走っているのは限られた日だけなので、乗るチャンスがわずか。しかも2,500円と高い。だけどすぐ売り切れ。私、ハムブルク生まれ・育ちなのに、一回も乗ったことがない。一方、松山では坊ちゃん列車というプラスアルファーも毎日走っているので、「レトロ電車天国」ですね。

ダイヤモンド&ゴールド

さらに癒してくれるのは駅と踏み切りです。夕日を浴びている鉄炮町駅にガタゴト走ってくる電車の姿。大手町にある、いわゆるダイやモンドクロス:踏み切りの前、電車の通過を待つ路面電車は、全国でも珍しい光景だそうです。梅津寺駅から見える海に浮かぶ興居島。でも「ゴールドホーム」はやっぱりいよ立花駅。石手川を跨ぐ駅はステキだし、陽が暮れるとホームがライトアップされて、百万ドル夜景まではいかなくても10万まではいけるんじゃないかなぁと思います。暑い夜に飲み物でも持って、近くにある公園のベンチに座って、駅をぼんやり眺めるのがオススメです。

 

移住してから一年半が立ったのに、降りたことのない駅もまだいっぱいで、サプライズが待っていると感じます。ぜひ皆さん、週末に何をしようかと迷っていたら、電車の旅に出て、降りたことのない駅で降りてみて下さい!

 

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Annika Demgen

デームゲン・アニカ 1983年ドイツ生まれ。日本の故郷は福井市です。 IT系メディア業界から独立してフリーライター・翻訳者に。 得意分野は様々ですが、国際交流や観光から、社会学と政治も含めて、 風力発電所までです。いきいきと松山で生活しています。

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