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COLUMN
2019.03.11

ドイツ女子が松山をディスカバー!vol.12 〜最終話〜[writer]Annika Demgen

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アニカ 桜

こんにちは!この時期に梅と桜の見分けが付かないアニーです。突然ですが、実は3月末に帰国することになって、今日のコラムを最終話とし、「ドイツ女子が松山をディスカバー!」の幕を下ろします。3番目の故郷(1番目はドイツのハンブルク。2番目は留学のときに住んだ福井県の福井市。)から離れるのは胸が締め付けられるほど寂しいですが、ここで味わえたものや出会えた人々を一生忘れずに、これからはドイツのおもしろいところを掘り出していきます。

 

せっかくのコラムですから、今回は離郷の話ばかりしないで、最後はとても気に入った松山のお花見スポットと、ハンブルクのあまり気に入ってないけど、他にはないからしょうがない桜名所を紹介していきたいと思います。

フラワーシャワーのお花見

松山のお花見といえば道後公園、松山城や城山公園などは人気があると思いますが、今回お勧めしたいのは石手寺の周辺です。前回でスリル満点のお寺として紹介した石手寺ですが、そのバス亭から石手川に向かってすっと行ける距離に岩堰(いわぜき)という桜名所があります。そこに着いて、まず目に入るのが川に沿う桜の並木。それだけでもゴージャスな景色ですが、さらに奥に進むと石手川に架かる赤い吊り橋。ぜひその橋の真ん中で立ち止まって一休みを!

 

そこで体をゆっくり回すと360°のパノラマ。壮観な眺めが見渡せます。江戸時代に松山城の城下町を洪水から守るために削った、昔ながらの堰堤。小さい崖の上から流れ落ちる滝。そして川の中、元気よく泳いでいる鯉たち。その風景が桜吹雪で鮮やかに染められて、感動的な絶景に。そこで初めて天然のフラワーシャワーを浴びて、『幸せになれる秘訣』が隠された場所を見つけたと一瞬思いました。

ハンブルクの『ミニお花見』

一方地元のハンブルクでお花見ができるところは一箇所だけ。Planten un Blomen(プランテン・ウン・ブローメン)という街の中心にある公園です。80年代に荒木芳邦という造園家によって日本庭園がそこにつくられて、桜の木も庭に植えられてあります。しかし、場所がかなり限られていて合わせて桜の木は6本。どこから見ても『ミニ並木』です。お花見ができなくはないけれど、ブルーシートを敷くことさえできず、座ることもできません。ハンブルクのお花見はせいぜい『ミニ並木』の前に立って、「キレイだね」と一言いって、写真撮ってすぐに帰るものです。

アニカ ハンブルク 桜

今後しばらくは『ミニお花見』しか味わえないので、松山のお花見はできるだけ満喫して、帰国したいと思います。皆さんも岩堰の風景を体験してみて下さいね。

 

これからはドイツのおもしろいところや『独化』された日本のものを探り出していきたいので、興味のある方はぜひインスタグラムでフォローをよろしくお願いします。一年半私の松山での冒険を読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

また来るけん!ハンブルクにも来てや!

 

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Annika Demgen

デームゲン・アニカ 1983年ドイツのハンブルク市生まれ。ハンブルク大学の 日本学科在学中に、福井県で日本の生活を初体験。 大学卒業後、ライター・翻訳者として活動。 2016年からはいきいきと松山で生活しています。

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