緑をかきわければ昭和にワープ。知る人ぞ知る宇和島の隠れた名喫茶店。
きさいや広場から橋を渡って、鶴島小学校や宇和島東高校前方面に5分ほど歩けば、鬱蒼と生い茂った緑に包まれた木造の建物が見えてくる。目印は「カレー」「コーヒー」と書かれた小さな旗。そこが昭和49年創業の超老舗喫茶店「エポカ」です。店内に入ると目に飛び込んできたのは、常連さんからプレゼントされたという全国各地のお土産物の数々。カウンター、壁面、 天井に至るまでびっしりと陳列されてい て、圧巻。店主はかわいいおばあちゃん。飲めばハートが生き生きするというコーヒー はもちろんのこと、カレーや牛丼にもファンが多いとか。ちなみに「エポカ」はラテン語で(時代)。 タイムカプセルのようなこの店にぴったりの名前!
水本アキラ
1960年松山生まれ。エディター/DJ。音楽、映像、写真、デザイン、トークイベント、ワークショップの主催など、誰かが食べ残したパンで彫刻を作るような仕事をしています。